2025年7月18日金曜日

水害慰霊祭・1学期終業式

 72年前の昭和28年7月18日、宮原町は有田川の氾濫により大きな被害を受けました。犠牲になられた方々のご冥福をお祈りするために、宮原小学校は毎年7月18日に水害慰霊祭を行っています。ループリボンをつけ、献花用の花を持って登校する子供たち。

 午前8時30分より、体育館にて水害慰霊祭を行いました。全校児童・職員・保護者・関係者・地域の方々約280名が集まりました。まず、1分間黙禱をしました。お亡くなりになった児童20名のお写真に向かって頭を下げ、ご冥福をお祈りしました。

 校長先生から、「水害を忘れず日頃から備えをしておくこと」「自分の命は自分で守ること」というお話を、真剣な表情で聞いていました。

 6年生から順番に献花をしました。花を右側に持ち一礼し、時計回りにまわして手前に向け、白布をかけたテーブルにお供えします。1年生は初めてでしたが、がんばってできていました。

 その後、来賓の方々にも献花をしていただきました。ありがとうございました。

 実際に7.18水害に遭われた髙関様から、「知り合いのお家に避難したおかげで助かったこと」「小学生は文成中学校で授業をしたこと」「ケンカ友達だった同級生を亡くしてしまったこと」「今は水害の記憶を風化させないためにヒマワリを植える活動をしていること」など、貴重なお話を聞かせていただきました。ありがとうございました。

 子供たちは、水害について事前学習を行い作文を書きました。代表して、6年生が読み上げてくれました。

 「防災意識を高めたい」「水害への備えをしていきたい」と、思いを述べてくれました。

 最後に児童会長が、来賓の方々に決意を述べてお礼の挨拶をしました。子供たちは、災害の恐ろしさを再認識し、防災意識を高めることができたと思います。


 給食・大掃除の後、1学期終業式を行いました。始業式に校長先生と約束した3つのことを振り返りました。『最後までやりぬく子』は、5人の先生が「よくできた」と評価しました。特に運動会は、練習から当日にかけてよく頑張りました。しかし『よく聴き、よく考える子』は、6人の先生が「がんばろう」と評価しました。外国には「人間は耳を閉じることはできないけれど、口は閉じることができる」ということわざがあるそうです。宮原小学校のみんなならできるはず!2学期こそは全部「よくできた」にしましょう!

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ヒルザキツキミソウ

 西門近くにきれいな花が咲いていました。調べてみると「ヒルザキツキミソウ」という名のハーブの一種だそうです。毎日暑い日が続きますが、けなげに美しく咲いている花のように生きていきたいものです。